位置情報が共有できない・ずれるときの原因と対処法
位置情報を共有したのに相手の現在地が表示されない、あるいは実際とは違う場所にピンが立つ。位置共有でよくあるこの2つのトラブルは、原因がはっきり分かれています。
この記事では、上から順に確認していけば原因にたどり着けるように、切り分けの手順をまとめました。
まず確認:どちらのトラブルか
| 症状 | 主な原因 | 確認する場所 |
|---|---|---|
| 現在地がまったく表示されない | 位置情報の許可設定 | 端末とブラウザの設定 |
| 位置が数百m〜数kmずれる | GPSが届いていない | 今いる場所の環境 |
| 相手の位置だけ動かない | 相手側のバックグラウンド制限 | 相手の端末 |
| 途中で共有が切れる | 省電力設定・共有時間の終了 | 端末設定と残り時間 |
1. 現在地がまったく表示されない場合
ほぼすべてが位置情報の許可設定です。位置情報の許可は「端末全体」「アプリ(ブラウザ)」「サイト」の3段階になっていて、どれか1つでもオフだと現在地は取得できません。
iPhone(Safari)の場合
- 「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「位置情報サービス」がオンか確認する
- 同じ画面の一覧から「Safari Webサイト」を選び、「このAppの使用中」になっているか確認する
- 「正確な位置情報」がオンになっているか確認する(オフだと大きくずれます)
- サイトを再読み込みし、位置情報の確認ダイアログで「許可」を選ぶ
Android(Chrome)の場合
- 「設定」→「位置情報」がオンか確認する
- 「設定」→「アプリ」→「Chrome」→「権限」→「位置情報」を「許可」にする
- Chromeのアドレスバー左の鍵アイコンをタップし、サイトごとの権限で位置情報が「許可」か確認する
- ページを再読み込みする
一度「許可しない」を選ぶと、次回から確認ダイアログが出なくなります。「聞かれないから許可できない」という状態はこれが原因です。上の手順でサイトごとの権限をリセットしてから、ページを開き直してください。
2. 位置が実際とずれる場合
スマホは複数の手がかりを組み合わせて現在地を割り出しています。精度が高い順に、GPS衛星 → Wi-Fiの電波 → 携帯電話の基地局です。
GPSの電波は空から届くため、上空が遮られると受信できません。その場合はWi-Fiや基地局から位置を推定しますが、精度は一気に落ちます。基地局だけで推定すると、数百mから数kmずれることもあります。
ずれやすい場所
- 地下街・地下鉄・地下駐車場
- ビルの中、特に窓から遠い場所
- 高層ビルに囲まれた道(電波が反射して誤差が出ます)
- トンネル内・高架下
精度を上げる方法
- 屋外に出るか、窓際に移動する — もっとも効果があります
- Wi-Fiをオンにする — Wi-Fiに接続していなくても、周囲の電波が位置の推定に使われて精度が上がります
- 「正確な位置情報」をオンにする — オフだとおおよその位置しか取得されません
- 少し待つ — GPSの受信が安定するまで数十秒かかることがあります
ポイント:地下で位置がずれるのは設定の問題ではなく、GPSの電波が物理的に届いていないためです。設定を見直しても改善しないときは、いったん地上に出てみてください。
3. 相手の位置だけ更新されない場合
相手のスマホで画面が消えている、または別のアプリを開いている可能性が高いです。スマホはバッテリーを節約するため、使っていない画面の処理を止めます。位置情報の更新もその対象です。
相手に「画面をつけたままにしてほしい」と伝えると再開します。ちょこシェアMAPでは、相手がバックグラウンドに移った場合はその状態が地図上に表示されるため、「止まっているのか、画面を閉じているだけなのか」を区別できます。
4. 途中で共有が切れる場合
共有時間が終了した
時間制限つきの共有では、指定した時間が過ぎると自動的に終了します。これは切り忘れを防ぐための仕組みです。まだ必要な場合は、新しく共有を作り直してください。
省電力モードが働いた
バッテリー残量が少なくなると、端末が自動的に省電力モードに切り替わり、位置情報の更新頻度を落としたりバックグラウンド処理を止めたりします。長時間の共有では、充電しながら使うと安定します。
通信が不安定になった
電波の弱い場所では、位置情報の送信自体が届きません。電波が回復すれば自動的に再接続されるのが一般的ですが、しばらく戻らない場合はページを再読み込みしてください。
それでも解決しないとき
- ページを再読み込みする
- ブラウザを完全に終了してから開き直す
- 端末を再起動する(位置情報が固まっている場合に有効です)
- 別のブラウザで開いてみる(設定が原因かの切り分けになります)
それでも改善しない場合は、お問い合わせから状況をお知らせください。その際、お使いの端末(iPhone / Android)とブラウザ、どの症状かを添えていただけると原因を特定しやすくなります。