アプリなしで位置情報を共有する方法|インストール・登録不要のやり方
「今どこにいるか教えて」と言われたとき、わざわざ専用アプリをインストールしてもらうのは気が引けるものです。相手がスマホに不慣れだったり、初対面でアプリの友達登録をしたくなかったりするケースも少なくありません。
実は、位置情報の共有は新しくアプリをインストールしなくても可能です。この記事では、ブラウザだけで完結する(完全インストール不要の)方法をはじめ、GoogleマップやLINEなど「すでにスマホに入っている定番アプリ」をそのまま活かす方法まで、相手に負担をかけない現在地共有のやり方を比較して紹介します。
方法1. ブラウザだけで共有する(インストール・登録とも不要)
もっとも手軽なのが、Webブラウザだけで完結する位置情報共有サービスを使う方法です。ここでは無料で使える「ちょこシェアMAP」を例に手順を紹介します。アプリのインストールはもちろん、メールアドレスや電話番号の登録も一切不要です。
手順(所要1分ほど)
- ちょこシェアMAPのトップページを開き、共有時間(15分〜12時間)を選んで「待ち合わせを始める」を押す
- 自動生成された共有URLを、LINEやメールなど普段の連絡手段で相手に送る
- 相手はURLを開いて、ブラウザの位置情報の利用を許可するだけ
- 参加者全員の現在地がマップ上にリアルタイムで表示される
ポイント: 設定した時間が来ると共有は自動で終了し、位置情報やチャットの履歴も削除されます。「共有を切り忘れてずっと追跡されていた」という心配がありません。
注意: ちょこシェアMAPはブラウザを表示している間だけ位置情報を送信します。ブラウザを閉じたり、別アプリに切り替えると、マップ上では「X分前」と表示され、位置が更新されません。 これはサービス側の仕様というより、スマートフォンのブラウザやOSがバックグラウンドでの位置情報送信を制限する仕組みによるものです。 ただし結果として「意図せず共有が続かない」というプライバシー上のメリットにもなっています。
送る側・受け取る側のどちらにもアプリが不要なので、スマホ操作に不慣れな家族との待ち合わせや、その日限りの集まりにも向いています。マップ上でのチャット機能(グループ・個人どちらも対応)に加えて、マップにピンを立てたり線を描いたりして全員にリアルタイムで共有する機能もあるため、「あと5分で着く」のやり取りから「集合場所はここにしよう」という相談まで、同じ画面で完結します。
続いて、「相手に新しくアプリを入れてもらう必要がない」という意味で多くのスマホに最初から入っている標準アプリを活用する方法を紹介します。
方法2. Googleマップの「現在地の共有」を使う
GoogleマップにはGoogleアカウントでログインした状態で使える「現在地の共有」機能があります。多くのAndroidスマホには標準でインストールされているため、新しくアプリを入れる必要がない場合が多いのがメリットです。
- Googleマップで自分のアイコンをタップ →「現在地の共有」を選択
- 共有する時間を指定するか、自分で停止するまで共有を続けるかを選べる
- 共有リンクを発行すれば、相手がGoogleアカウントを持っていなくても閲覧可能
注意: Googleマップの現在地共有は、地図上で常にリアルタイムに動いているように見えますが、実際には数十秒〜数分おきに「定期的に更新される」仕組みです(Google公式ヘルプでも「現在地は定期的に更新される」と明記)。 そのため、移動中の細かな動きまでは反映されません。 また「自分で停止するまで」を選ぶと共有が続いたままになりやすいため、待ち合わせ目的なら時間指定がおすすめです。
方法3. LINEで位置情報を送る
LINEのトーク画面では、「+」メニューから「位置情報」を選ぶことで地図上の地点を送信できます。すでに連絡を取り合っている相手なら、追加の準備なしで使えるのが利点です。
ただし、LINEで送れるのは「送信した瞬間の地点」 です。相手が移動してしまうと、その都度送り直す手間がかかるため、お互いに動きながら合流するような待ち合わせには向いていません。
方法4. iPhoneの「探す」など端末標準の機能を使う
iPhone同士であれば、標準アプリ「探す」(探す App)で位置情報を共有できます。Apple IDでのサインインが前提ですが、iPhoneユーザーなら追加インストールは不要です。家族間での継続的な見守りなど、長期間の共有に向いています。
一方で、相手がAndroidだったり、その日だけの相手と共有したい場合には使いにくいのが実情です。OSをまたいだ一時的な共有なら、ブラウザ完結型のほうがスムーズです。
4つの方法を比較
| 方法 | インストール | アカウント登録 | リアルタイム共有 | 向いている用途 |
|---|---|---|---|---|
| ちょこシェアMAP (ブラウザ) |
不要 | 不要 | ○(自動終了で安心) | 待ち合わせ・イベント・その日だけの共有 |
| Googleマップ | 多くの端末で標準搭載 | Googleアカウント必要 | △(定期的に更新) | Googleユーザー同士の共有 |
| LINE | 多くの人が導入済み | LINEアカウント必要 | ×(送信時点の地点) | 地点を1回伝えるだけのとき |
| iPhone「探す」 | iPhoneに標準搭載 | Apple ID必要 | ○ | 家族間などの継続的な共有 |
共有するときの注意点
- 位置情報の許可が必要: どの方法でも、ブラウザや端末の設定で位置情報の利用を許可する必要があります。許可しても位置が表示されない場合は、端末の設定アプリから位置情報サービスがオンになっているか確認しましょう。
- 屋内・地下では精度が落ちる: GPS信号が届きにくい建物内や地下では、表示位置がずれることがあります。
- ちょこシェアMAPを使用するときの注意点: URLを知っている人は誰でも参加できる仕組みの場合、SNSなどの公開の場にURLを貼らないようにしましょう。ちょこシェアMAPでは、万一URLが第三者に渡っても、参加者がセッション無効化ボタンを押せば即座に共有を終了できます。